2004/09/30

 ・九月も終わりですね
 初頭には名ばかりだった秋も、今では盛りです。北陸ではちらほらと紅葉が見え始めました。これからどんどん寒くなりますね。
 そういえば、読書の秋なんて言葉もありました。皆さんはどんな本を読んでいらっしゃるんでしょうか。弟なんかに聞いてみると「えー、本ー? 読んでないよー」なんて言葉が返ってきましたけども。高校生活が忙しいそうです。……ホントかなぁ?
 私はといえば、今まで読めなかった本を少しずつ消化していってます。思いつきで買うことが多いので、好みで無いものもちらほらありましたけども、概ね「良し」です。
 ……十二国記めっちゃ良かったよー。まじしゃんず・あかでみぃは設定とかそういうところが面白かったけども、お話自体は別に面白くもなんとも。冬のソナタは良くも悪くも定評通り。あとはー、……etcetc.

 気候が落ち着いたので過ごし易くなったはずです。そういえば、町内体育大会とか、そういう時期ですね。高校・大学は文化祭もかな? 企業によっては半期決算の時期もこの頃ですね。夏バテもやっと抜けて、これからが活動期という方もおられるでしょう。いろんな秋ですね。

 さて、今年もめいいっぱい楽しみたいと思います。


 2004/09/29

 ・回線不調です
 何故なのかはわかりませんけども、ネットに繋がりにくいです。こういうときに知識があればなぁと思いますけども、いかんせん、私には全くわかりませんね。辛いなぁ。
 どうにか回復してくれるのを祈るのみです。


 2004/09/28

 ・すたいるしーと
 ちょっとずつ勉強していこうかと思ってます。見栄えをよくするにはこれが良いということですので。うーん、本でも一冊買って徹底的にやったほうが良いでしょうか?

 ・一日に三十人前後ということで
 二週間くらいはこの数字なので、これだけの方がいつも日記を読んでくださる方、ということで落ち着いたみたいですね。三十人も見てくれているというのは嬉しい限りです。ありがとうございます。

 ・東方永夜抄
 Hard 以上、霊夢シングルクリアを目指して日々練習です。上手く行っても、まだ六面までしか行けないのですけども。チームだったらクリアも出来るんですが、霊夢シングルだとどうしても押しつぶされます。攻撃力が低いのが非常に辛いですね。
 上手い人のを参考にしながら、地道に地道に。……まあ、以前の Hard 三面で墜ちてた頃に比べれば随分ましですね。


 2004/09/27

 ・沙耶の唄
 プレイしました。これはたしかに成年指定のゲームですね。精神的に少し若い方は面白さを理解する前に止めてしまうと思います。また、人によっては生理的嫌悪感か、もしくはもっと本能的な、自己保存のための無意識的な防衛機能が働いて、それに伴う幻痛や吐き気、悪寒、眩暈などのせいでプレイし続けられないという事態になりそうです。内容はボーイミーツガールものですけどもね、ある意味。
 文章、という観点で見るなら、言い回しの濃淡を上手く使い分けた作品だったと思います。無理な表現は極力使わず、言葉とシーンを重ねることで読者をのめり込ませようとする、正統派な文体でした。ビジュアルノベルですので、背景や BGM もありますけども、そちらのほうも良くマッチしたものが多かったですね。クリエイトという部分は Nitro + らしい丁寧なものでしたので、安心してプレイできました。
 ただ、こう、物語の内容は、先述の通り、万人に薦められるものではありませんね。弟切草とか、かまいたちの夜とか、そういうのが苦手な方は止めておいた方が良いでしょう。怖いもの見たさでプレイして、可哀想なことになった友人を一人知っていますし。……彼女は、一週間ほど、毎夜夢に見たそうです。何を見たかは、まあ、ご想像にお任せしますけども。
 それに、ちょっと展開が早かった気がしますしね。物語の流れが速かったといいますか。容量も少なめですし。その分、各シーンの密度は濃いですけども。
 あと、フルボイスです。デモベ PC 版のような、妙なところで Voice が入ってないということもありません。

 私としてはこの沙耶の唄、月姫やFate をプレイし SS を書いている方には是非やって欲しい作品ですね。心情、心理描写を追っていくという意味でもですが、むしろシーンの繋げ方、展開の仕方に学ぶべきところが多いと感じましたし。だらだら長いだけの読み手のストレスの元になるような作品を書いているなぁと自覚のある方は、これを一度やってみるべきです。
 また、『人間を学ぶ』という意味でも良い作品かもしれませんね。どうれほど強く『普通』という認識が人間の基盤を支えているかということや、どういうふうに一般的な思考の道筋が捩れて歪んでいくかということが描かれていますし、何を肯定すべきで何を否定すべきかということが、価値観や人格の違いによって著しく変容してしまう「一律でないもの」だということがわかると思います。文章と付き合う方には、あんまり画一的な見方――例えば社会常識的な美徳がいつも正義とイコールで結ばれるという考え方――はしないで欲しいので。
 いやまあ、もちろん、こんなこと考えずに沙耶の唄のシナリオを楽しみたいという方でも、是非プレイして欲しいです。

 Nitro + 、次の作品は「天使の二挺拳銃」というタイトルらしいです。「Phantom of Inferno」が好きな私には非常に気になる作品なのですけども、ちょっとタイトルのゴロが悪いですね。「二挺拳銃」という語感がなんとも、こう、「天使の」とリズム的に繋がりません。いえ、内容には非常に期待していますし、楽しみにもしていますけども。


 2004/09/26

 ・blog
 日記のページを blog に変えようかなぁと思ったりしてるんですけども。管理が楽そうですし。
 どうしようかな。

 ・お酒
 飲めないんですね、私。少しくらいなら良いのですけども、たくさん入ると前後の記憶が不確かになりまして。以前一緒に飲みに行った友人にはすごく迷惑掛けました。
 ほろ酔いまでが早いんですね、何故か。その後は意識もはっきりしません。やっぱ弱いんだろうなぁ、と思って最近はお付き合い程度に留めることが多いです。
 酒飲みの友人に言わせると、「人生の楽しみの八割を失っているよ、お前は」だそうです。……八割かぁ。


 2004/09/25

 ・style
 私は Windows XP Home Edition の SP 1 を使っているのですけども、つい昨日、スキンを変更できることを知りまして。いままではそんなこと出来ると思っていなかったんです。出来るか否かという考えすら浮かばなかったと言いますか。ですから、非常に驚いてしまいました。
 初期設定の Luna という Visual Style は好きでも嫌いでも無かったのですが、正直飽きてきてまして。何かデスクトップアクセサリーでも使おうかとも思いましたが、ゴテゴテしたのは生理的に嫌なんですね、私。それで思考錯誤しながら、Google で検索掛けてたのですよ。そしたら、Mac のスキンと Windows のスキンを比較しているサイトさんが目に付きまして。Windows を見慣れているからというのもあるとは思いますが、断然 Mac のほうがストイックでしたね。クールとも言います、きっと。
 その後読み進めていくと、Mac のようなイメージのスキンを Windows でも実現する方法が紹介されていたのですね。
「変えられるのなら、変えたほうが良いですし、変え方を知っておいて損は無いでしょうし」
 そう思って、そちらの方法を用いて私もスキンを変更いたしました。あんまり PC に詳しくないので、作業中はあたふたあたふたおっかなびっくりという能率のすこぶる悪い状態で進めていましたが、なんとか system32 にパッチも当てられまして。……苦労しましたし疲労しましたよぅ。精神的にー。
 でも、疲れた甲斐あって、再起動した後に見られたデスクトップは全然別世界でしたね。非常に綺麗になりました。

 で、まあ、その後。調子に乗って、ログイン画面とブート画面の変更までやろうとしたのですね。……ええ、皆さん思われたとおり、初心者が浮かれて行動するとロクなことになりません。私も例にもれず、「あーあ、やっちゃったー」という事態になりました。
 ログイン画面の変更は出来たのですけども、ブート画面の変更の折、自分の OS が SP 1 だということを忘れてまして。無印用の ntoskrnl.exe を使ってしまい、Windows が起動しなくなったのですね。ブートの画面が立ち上がりませんから、セーフモードでもログイン出来ません。もう、泣きそうでしたよ。なにせ HDD のデータ全部パーにして OS 再セットアップしないといけないかと思いましたもの。……ここらへん、慣れてない人間の頭の悪さ全開ですね。
 一応、再セットアップではなくて、OS だけを修復することが出来ましたので事なきを得たのですけども。ふぃ〜、あー良かったー。

 ブート画面の方はお金を払って専用の編集ソフトを買うか、知識がつくまで待とうと思います。
 それにしても、今思うとよくいままでデフォルトのスキンで我慢できたなぁ、私。知ってしまった今では、もうあっちには戻れませんよー。


 2004/09/24

 ・秋雨の降る
 今日、冷たい雨が降りました。先日までは、ここ北陸でも残暑が厳しいと言われていたのですが、今日は朝から気温が上がらず、午後に入って雨になりました。
 久しぶりに雨らしい雨を見た気がします。今年、夏の大雨は人間にとって災いでしたしね。新潟や福井の方はもう復興したでしょうか。また、九月の初めに降ったものはといえば、じとりと肌に張り付くような小雨ばかりで、湿度が高まり不快になるだけでした。それに比べると、今日の雨は清いほどさっぱりした音を立てる、落ちるように流れる大雨でしたね。ざあ――、という雨鳴りが街の騒音を消していくのは気持ちが良いです。
 灰色のビル群に雨一色。カラフルなはずの街行く傘達は、その一時だけ色を忘れるのでしょう。なにもかも、雨に流れて調和しているように見えました。

 さて、これからどんどん涼しくなっていきます。気候の変化についていけるよう、皆さん健康には十分注意してくださいね。


 2004/09/23

 ・聖杯戦争
 Fate ですね。この聖杯戦争というシステム。冬木のものは現界したサーヴァントに付属の魂を、エネルギーとして使って、外側への孔を開けようというものでした。言峰神父が言うには、世界にはたくさんの聖杯があるようですね。もちろん、世界各地のものが冬木の聖杯にように「外側へ通じる孔が比較的開け易い場」というものかどうかはわかりませんけども。
 世界各地の「聖杯」。神話などに伝わる、釜、穴、洞穴、杯、鍋の類はみんな聖杯なのかもしれませんね。聖杯という名前から、教会が審査を行ってそれが聖杯か否かを分けるのだと思いますが、少なくとも 700 とちょっとは存在するみたいです。もしかしたら、日本神話のイザナギ、イザナミのお話に出てくる奈落へ通じる道も「外側へ通じる孔」かもしれませんね。

 ・一発ネタ
 そういえばサーヴァントですけども。あれは英霊の座という名前のアーカイブ(倉庫)にある「データ:英霊」をダウンロードしてるんですよね。クラスというもので条件検索をして、またそれによる制限も付加して。じゃあ、PC の内側を士郎や志貴たちのいる世界に例えるなら、最も外側且つなんでも出来る座標・地点は「ユーザー」という位置になりませんか? そこが根源なんでしょうね。
 こんなのは、ただの例え話ですけども。……また私ストレス溜まってるんだろうなぁ。一発ネタだと思ってくださいね。

 製作者且つ使用者である、自作 PC を組むようなパソコンのことをよく解っている方を「根源」と見れば、その方の自作 PC 内にあるフォルダや各種アプリケーションは「世界」ですよね。
 この観点で測るならば、並行世界なんてそこらへんにごろごろあります。例えば、ワードとエクセルが入っている PC なら、それだけで二つは世界があるわけです。Fate と 家族計画と KANON がインストールされている PC ならば、三つは世界がありますね。当然、ユーザーはどれにも干渉できます。
 また、再生中の音楽ファイルを「一時停止」したり、「早送り」したり、「コマ送り」したり、「巻き戻し」したり、と時間制御も外側のユーザーからは簡単に出来ます。もちろん音楽ソフトというアプリも、世界なわけですから、ユーザーの座標に居るなら、時間軸上のどの地点にも干渉・接触できますよね。
 死者蘇生はゴミ箱に送ったファイルを元の位置に戻せば完了。何かを生み出すことも可能なら、何かを消去することも簡単ですね。
 こういう、外側での普通な操作がきのこ世界の魔法なのかなぁと思っています。アプリケーション(世界)の内側からでは、「早送り」も「巻き戻し」もできませんし、アプリの中のキャラクターデータが全然別のアプリのデータに接触することもありません。もちろん、アプリ内の存在がゴミ箱からファイルを元の位置に戻すなんてこともできませんね。といいますか、こんなことされたら、PC 使ってるユーザーは大変です。動作不良もいいところで、ウィルスに感染したのではないかと疑いますよね。こういうふうに考えると、きのこ世界の魔法っていうのは、内側の存在にとっては絶対に実現不能の現象なんですねー。だから、魔「法」(律法に干渉する方法)という名前であり、使える方々はすごい人なんですね。
 じゃあ、そんなウィルスを未然に、或いは発生後に処理するウィルス対策ソフトは世界の抑止力やガイアの怪物なのかもしれませんね。
 魔法使いが戻って来ないっていうのも肯ける話です。外側に居れば、いつでも好きなときに自分のいたアプリケーションに接触できますもの。下手に戻るとウィルス対策ソフトが作動しそうですし。魔法使い達にとって、身の危険という面ではどうでも良いことかもしれませんけども、ウィルス対策ソフトが常よりも稼働率を上げているせいで世界のどこかで処理落ちが発生するかもしれませんし。自分の帰還のせいで、自分の世界が誤作動(エラー)するとか、歪(バグ)が出来るというのは彼らにとってもいただけないのでしょう。青子やゼル爺さんが自由奔放でもどこか良い人なのは、そういうことを知っている人物の視点で内側の人間に接触しているからかもしれませんね。

 はい、一発ネタでした。おそまつさまです。
 以前のと同じく「あははー、何考えてんだこいつめー かっこわらいー」ということでひとつ。もちろん、きのこ世界はこんな感じの構築型では無いでしょう。
 私は、きのこさん自身の手で深層と真相が明かされるまで、楽しみに待っていることにします。


 2004/09/22

 ・戻ってきました。
 急に更新を停滞させてしまいまして、誠に申し訳ありませんでした。家族に急な不幸がありまして。幸い、命に関わるようなことはなかったのですけども。

 ・SS の更新も
 滞ってますね。ですが、こちらは書きたいネタすら無くて。何か書きたいなと思っても、誰か他の優秀な作家さんがもう既に書かれた後であることがほとんどです。ですから、そういう作品を読んで、読者としても作者としても満足してしまうのですね。書きたいという欲求が生まれるところまで行きません。まいった。
 私は他の方が既に書かれている場合でも、本当に書きたいと思ったら書くタイプの人間です。しかし、それも大変優秀な同一テーマの作品に出会って満足を得てしまうと「本当に書きたい」なんて思えないのですね。ある種、貧乏性かもしれません。
 ほのぼのとしたのを書きたいなぁとは思ってるんですけども。もう一回 Fate をやり直すってのもいいかもしれませんね。


 back.